39−1  狼男?


リタ : 「結局ベリウスって何者?新月の夜にしか会えないなんて」
: 「あれじゃないかなぁ、ほら、狼男」
レイヴン : 「それを言うなら狼女でしょ、ちゃん」
: 「あれ、そういえば女性だったっけ?」
レイヴン : 「ドンからはそう聞いてるけども」

: 「まぁそれはともかく!!月!夜!人に会えない!―――ね、正にそれっぽいでしょ?!」
カロル : 「それはそうだけど・・・・・・」
ユーリ : 「それだったら昼に会えばすむことだろ」

: 「・・・・・・ユーリ」
ユーリ : 「なんだよ」
: 「夢がない」
ユーリ : 「は?」
: 「もっとこう想像力を働かそうよ!!」
ユーリ : 「何だそれ」
: 「もー!ちょっとエステル、ユーリに教授してあげて」
エステル : 「まかせてください!」
ユーリ : 「何をだよ!?」
: 「まあまあ、これでユーリも少しは私の気持ちが分かるようになるさ」

: 「エステル、後はまかせた!」
エステル : 「はい!」
ユーリ : 「え、あ、おい!!?」
エステル : 「さあ、ユーリ、始めますよ。まずはこの本を・・・・・・」

レイヴン : 「ちょっとぉ、嬢ちゃん真に受けちゃってるみたいなんだけど」
: 「あら、私も本気だけど?」
レイヴン : 「・・・・・・あ、、そう・・・・・・」

: 「―――それにしても・・・・・・ベリウス、か・・・・・・まさかね・・・・・・」











41−2  目指すものは


カロル : 「人の頭上を飛び越えちゃうなんて、って身軽だよね」
リタ : 「あれはもう猿ね、猿」
レイヴン : 「ちょっと、そんなのに例えられたと知ったらちゃん切れるよ!?」
エステル : 「そうですよね・・・・・・ならもっとかっこいいの・・・・・・」
エステル : 「―――猫とか狼とかです?しなやかな感じが似てると思うんです」
レイヴン : 「あらま、嬢ちゃん結構鋭いのね」
エステル : 「え、レイヴン何か言いました?」
レイヴン : 「いや、なーんも」

レイヴン : 「それより、嬢ちゃんもサーカスギルドに入って1年でも修行すれば身軽になれるかもよ?」
カロル : 「え!?ってそんなとこはいってたの!?」
レイヴン : 「例えばの話よ〜」
エステル : 「そこで特訓すればわたしもみたいになれるんです?」
レイヴン : 「え?あ、そうね〜・・・・・・なれるかもしれない?」
エステル : 「それなら、わたし、頑張ります!!」
ユーリ : 「思いっきり疑問詞入ってんだが」

カロル : 「エステル、頑張って何を目指すつもりなんだろ・・・・・・」
リタ : 「軽業師じゃない?」
ユーリ : 「・・・・・・既に目的変わってんのな・・・・・・」











45−1  本の虫


: 「もう、人を亡霊みたいに、失礼しちゃうわ!!」
エステル : 「でも、本当に心配したんですよ、
: 「え、あ、そうね。心配かけてごめんなさい、エステル」
エステル : 「リタもものすごい心配していたんですよ」
リタ : 「ちょ、ちょっと、エステル、何言ってんのよ!!」
: 「え、リタが!?嬉しい!リタ大好き!!」
リタ : 「え・・・・・・あ、う・・・・・・」
: 「て、ことだからリタ、この本貸して?」
リタ : 「!?、ちょっとそれあたしが苦労して手に入れた魔術研究書!!」
: 「いいじゃない、リタ、もう内容把握してるんでしょ?」

: 「さっき読んでみたんだけどなかなか興味深いものがあるのよね〜」
リタ : 「それとこれとは話が別よ!!」
: 「あ、ほらほら、ここがさ〜」
リタ : 「あ・・・・・・それ、あたしも―――」
: 「でしょ!?―――でさぁ、これが・・・・・・」
リタ : 「―――ふんふん、なるほど」

カロル : 「すっかりあの二人、本に没頭しちゃってるんだけど・・・・・・」
ユーリ : 「なんだかんだでオレたちの中でリタの話についていけるのだけだしな」
エステル : 「二人とも楽しそうです・・・・・・」
ジュディス : 「あら、あなたも加わってくればいいじゃない」
エステル : 「でも・・・・・・邪魔にならないです?」
ジュディス : 「大丈夫よ、私が保証するわ」
エステル : 「・・・・・・そうですね、わたしいってきますね!」

エステル : 「、リタ!わたしも仲間に入れてください!」
: 「あ、エステル。エステルもここ見て、見て〜」
エステル : 「ふんふん」

ジュディス : 「あれから5時間はたつわね」
ユーリ : 「あいつら、こっちの声全く聞こえてないしな」
カロル : 「ボク待ちくたびれたよ・・・・・・」